最近入手したカートリッジ、
「ダイナベクター15B」の続きです。
SAECのヘッドシェルに載せられているのをリサイクルショップで発見しました。流石にジャンク箱の中ではありませんでした。
さらに、元箱や実測データ付きということが分かり、入手しました。
このカートリッジは、オンライフ・リサーチ社
(Onlife Research,Inc)時代に発売されたものです。
元々は「OMC-38 DYNAVECTOR」という製品名で、カンチレバーとスタイラスのタイプによって「15A, 15AQ, 15B, 15BQ」の4種があったようです。
その後、ダイナベクター社となってからは、単に「15A、15B」の名称になったようです。
カンチレバーは、
末尾「A」が「アルミニウム」、
末尾「B」が「ベリリウム」です。
なお、「Q」は、周波数範囲を伸ばした4チャンネル対応の意味です。
針先は、「A」が「円針」、それ以外は「シバタ針」となっています。
当方のは、「15B」ですから、「ベリリウムカンチレバー + シバタ針」になります。
15(OMC-38)シリーズの特徴は、高出力MC型であるということです。
MC型ながら、出力電圧は2.0mVあります。
赤いボディが特徴的です。
昔、「燃える男の赤いトラクター」というがありましたが、こちらは「赤いトラッカー」と言ったところでしょうか(^。^)//
第一印象としては、少し華やかな高域に、引き締まった低音が特徴的です。
♪♪♪