日立の名もなきトランジスタラジオです。
実は、2台目なんです。↓
5年ほど前、yahoo!ブログ時代に紹介したことがありますが、壊れてしまい、後継を探していました。
日立 KH-1550
「OMNIDIRECTIONAL FM antenna」
「無指向性FMアンテナ」
という意味のようです。↓
こちらは、手持ちのカタログです。
(昭和50年5月現在)
【以下、カタログより抜粋】
従来のロッドアンテナでは8の字形の指向性があり、アンテナの方向を変えて感度の良くなる方向へ動かさなければなりませんでした。
KH-1550は、無指向性と選択度特性を向上する新開発FMフェライトアンテナとダイポール型ツインロッドアンテナの組み合わせにより、FM最大感度-8dBの高感度と妨害周波数抑圧やイメージ妨害比を大幅に改善しました。
・1IC+1FET+7TR
・最大出力2,500mW(EIAJ)
・音質可変ラウドネス回路内蔵
・大きさ W25.3×H15.3×D7.1(cm)
・重さ 1.7kg
・価格 18,800円(付属品とも)
「SUPER SENSITIVITY」と説明するように、なかなか高感度で、ロッドアンテナを伸ばさなくても、主要なFM局はそのままで聴くことができます。これはFMフェライトアンテナの効果と言えるでしょう。
カタログを拡大しました。
当時、民放FM局は上記のとおり、
FM東京、FM大阪、FM愛知、FM福岡
しかありませんでした。時代を感じますね。
当時信州に住んでいましたが、 FM東京は憧れでした。
なので、中学の修学旅行(東京方面)の際にはラジオをカバンに忍ばせて行きました〜♪
日立では、
パディスコ(PERDISCO)
サージラム(SERGERAM)
のように名前が与えられているものもありますが、こちらはそれが無く、実にマイナーな存在です。でも、実力は高いと言えます。
♪♪♪