子どもの頃のバスの記憶です。
運転席の隣りのど真ん中に「大きなふくらみ」が存在するものがありました。
「あれはいったい何だったんだろう……」
調べているうちに、あそこにはエンジンが積まれていたこと、そして、それは、
「キャブオーバーバス」と呼ばれていたことを知りました。
ボンネットバスにはその後も何度も乗る機会がありましたが、キャブオーバーバスとの再会は叶いませんでした。
今回、たまたま見た記事で、東武博物館にキャブオーバーバスが保存展示されていることを知りました。
早速、出掛けてきました。
この不思議なバスをご覧ください!
前窓がかなり奥に凹んでいますね。
ワイパーは運転席側に1本だけ!
「腕木式方向指示器」がいい味出しています。
これが問題の「大きなふくらみ」です(^。^)!
ドーンと鎮座していますね!
エンジンの整備は、これを開けて行うのでしょうね。
エンジン音がかなりうるさそうです。
このバスは、ロングシートのみです。
レトロ感満載です。
丸い窓、紡錘形の車高灯
シンプルな後ろ姿です。
この造形もよいですね。
これぞ「←方向指示器」ですね。
T5型
製造年1951(昭和26)年
製造会社 富士重工業(エンジン日産)
昭和40年代初め頃まで使用されたようです。
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