shunkun's blog

アナログとラジオを中心に紹介しています。

TRY-X 登場!

 

先の解答です。

 

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TOSHIBA

TRY-X  1900(RP-1900F)


という3バンドのトランジスタラジオです。

 

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ボディが同じ兄弟機の"TRY X 1800"(RP-1800F)という機種があり、こちらの方はやや知られていますが、いずれも超マイナーなラジオであることには変わりありません\(//∇//)\


1800と1900の違いは、
1800がMW, SW, FMなのに対し、
1900はMW, FM+TVL, TVHとテレビの音声バンドをカバーしていることです。

 

TRY X シリーズは、1450〜2000まであり、一応当時のBCLラジオに分類されますが、この1900だけはSW(短波)を受信することができないという、変わり種です。

おそらく、1974年から1975年頃に発売されたものと思います。


東芝には、このTRY X シリーズの前にサウンド750(ナナハン)シリーズがあり、その時も750GSに対して、750GTVというテレビの音声が聴ける兄弟機を出していました。


ところで、このラジオは、H/Oに「通電しない」としてジャンク箱にありました。


外観はとてもよく、アンテナもしっかりしていましたので、ダメ元で拾い上げました。


電池室には液漏れもありませんでした。外観を拭き掃除して、電池ボックスの金具も適当に磨き、単二電池を入れ、POWER ON……
鳴りません。 


ダメかと思いながら、POWERスイッチをゴリゴリやりますと……
蘇生しました!!


このラジオ、MWのほか、
FM Lは、76〜108MHz(TV1〜3ch)
FM Hは、175〜222MHz(TV4〜12ch)
の3バンドとなっています。FMワイドバンド対応なので便利ですが、TV4〜12ch は当然ながら、空きバンドですから、意味なし芳一ですね。


120分ON / OFFタイマー内蔵。

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ボディが大きいので、なかなかの音質です。
グリルが穴だらけなのが特徴です! 
スピーカー自体は9.2cmのシングルコーン。

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感度はなかなか良く、ロッドアンテナを適当に少し出しておけば主要なFM局は受信できます。

なお、ボリューム、トーンコントロールツマミのチープさはビックリでした。

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何はともあれ、ジャンク品(特に希少なラジオ)が蘇ることが一番の喜びですね!

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