昨日聴いていたのは、こちらのラジオでした。
サンヨー トランジスタラジオ
愛称「Groovy M」RP7500
1971〜72年頃の製品と思います。
特徴その1
ワイヤレス・マイクロホン
「PRESS TALK」ボタンを押し下げます。
この頃のラジオにこぞって搭載された機能で、他メーカーでは「FMトランシーバー」などと呼称していました。
裏側にマイク周波数の調整穴があります。
他メーカーのように「FMトランシーバー」ではなく、「WIRELESS MICROPHONE」と称しているあたりは、多少遠慮気味ですが、実態に即していたとも言えます。
なお、サンヨーは、ラシーバ(RP7700)という、より本格的な無線機能を搭載したモデル(子機付き)を出しました。↓(引用画像)
特徴その2
電池ボックス
数年ぶりに電池を入れるのですが、蓋を開けてあれれっと思いました。
単2電池が2本しか入りません。
そんなわけないなぁと……
実は、この機種は、電池パック挿入式なのでした。単2電池×4本。
サンヨーは、早くから充電池「カドニカ」を出していましたから、おそらく、カドニカのパックが別売で存在したのだと思います。
電池をセットし、挿入を完了しました!
特徴その3
STEREOCAST
上部左側に「四角い蓋」があります。
黒色の「OPEN」ボタンを押すと、パカッと開きます。
「STEREOCAST」とあり、端子が2個。
別売のステレオアダプター(サンヨーでは、「ステレオキャスト」と称していました。)を接続すると、ステレオ放送をヘッドホンで聴くことができるというものです。
当時、ナショナルやソニーにも同じような機能や端子を備えたものありましたが、こんな大袈裟なギミックを備えたものはなかったですね。
参考 STEREOCAST (引用画像)