shunkun's blog

アナログとラジオを中心に紹介しています。

この1枚 ニュー・クリスティ・ミンストレルス

 

 

A面の「グリーン、グリーン」
(GREEN, GREEN)
は学校の合唱でも歌われる著名な曲ですが、そのオリジナルがこれです。

f:id:shunkun2019:20210815080855j:image

 

ニュー・クリスティ・ミンストレルス(The New Christy Minstrels)は、1961年に結成された男女混成のフォーク・グループです。 
「グリーン、グリーン」の作者は、ここでリードヴォーカルも担当しているバリー・ブライアン・マクガイヤー(Barry Brian Mcguire)です。

 

f:id:shunkun2019:20210815081008j:image


この曲は、1963年にリリースされ、その後広く知れ渡りました。

 

f:id:shunkun2019:20210815080948j:image


学校での合唱曲をイメージしていると、ヴォーカルの力強く独特な歌声とのギャップに驚きます。


ちなみに、この曲は、人生の喜怒哀楽や出会いと別れを歌っている曲なんですね。そう思いながら聴くと、このヴォーカルが沁みて来ます。

 

↓ こちらは引用ですが、直訳版の歌詞です。


グリーン グリーン
丘のむこうのずっと遠く
そこは緑あふれる土地
グリーングリーン
俺は旅立つよ
緑かがやく希望の地へ


生まれたその日にママに言ったのさ
俺が出てっても泣かないでおくれ
女のために落ち着く気はないのさ
俺はただ彷徨い続ける 歌いながら


この広い世界に誰もいやしない
好きなように生きろと
言ってくれる奴なんて
俺は愛に満ちた放浪者
なあ相棒、小銭を貸してくれないか?
涙が出てくるよ


そうさ いつ日が暮れてもお構いなしさ
どこだって疲れた頭を横に出来る


緑あふれる希望の地よ
谷間にあるのかでこぼこ道か
そこへこれから辿り付くのさ
気楽に行こうぜ…

 


NHKのみんなの歌で1967年から歌われているのは、以下のとおりで、直訳ではないんだそうです。だいぶ違いますね。
(日本語歌詞:片岡 輝)


ある日 パパと二人で語り合ったさ
この世に生きる喜び そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には 小鳥がうたい
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がもえる


その時 パパがいったさ
ぼくを胸にだき つらく悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと
グリーン グリーン
青空には そよ風ふいて
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がゆれる


ある朝 ぼくはめざめて そして知ったさ
この世につらい悲しいことが あるってことを
グリーン グリーン
青空には 雲がはしり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がさわぐ


あの時 パパと 約束したことを守った
こぶしをかため 胸をはり ラララ ぼくは立っていた
グリーン グリーン
まぶたには 涙あふれ
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑もぬれる


その朝 パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と帰って来ないと ラララ ぼくにもわかった
グリーン グリーン
青空には 虹がかかり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がはえ


やがて 月日が過ぎゆき ぼくは知るだろう
パパの言ってたことばの ラララ ほんとの意味を
グリーン グリーン
青空には 太陽笑い
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑あざやか


いつかぼくもこどもと 語り合うだろう
この世に生きる喜び そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には かすみたなびき
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がひろがる


……以上とても爽やかな歌詞でした。元々の詞とはだいぶ違います。

 

 


B面には、伝統的なフォークソングの「コットン・フィールズ」(COTTON FIELDS)が収録されています。
のちにC.C.Rやビーチ・ボーイズもカバーしていますね。

f:id:shunkun2019:20210815080931j:image


☆ GREEN, GREEN
/ THE NEW CHRISTY MINSTRELS

https://youtu.be/QE5bJ4muUyM


☆ COTTON  FIELDS
/ THE NEW CHRISTY MINSTRELS

https://youtu.be/BR6AvrL043Y

 


♪♪♪